Saturday, October 29, 2011

"気"に付いての話

”気” と言う言葉。

私たちになじみのある使い方は、気の流れをよくして、病気を治す 針灸指圧。

”気” と言うものは空気の様に見えないけれど、存在するものと専門家では無い私なぞはその程度に認識してましたけれど。

興味を持ってこれを少しでも知ろうとするならば、沢山の情報が現れてきてかなり大変です。

ロシアでクリニックを開いていた人が、指で体の急所を押して病気を直す(指圧とは少し違いました。)と言うのでその辺りでは知られていました。

この人が ”気” という概念を分かりやすくロシアの人に説明していました。

血液と一緒に体内を循環する, 見えない血液を ”気” と呼ぶ。

そして血液と同じく、大切なものである。

東洋医学ではこれを ”気血” と言うのだそうですね。

見える血液と見えない血液が調和して、生命を維持する。

なかなかいい感じです。

それにしてもこの様な、見えない物を感じ取り生活の中に体系化した古代中国のあり方と言うのは何か特別ですね。太極拳のゆっくりとした動きが、合理的で活性酸素なぞと言う存在さえ知る由も無い時代に、活性酸素を体内に生じさせない動作を編み出したというのもたいしたものです。


多くの人は見えない世界を、自分と他人のインスピレーションを頼りに漠然と信じてきましたけれど、

科学の高度の発達によって、これからは見えないものの正体も、解明されてきているのが興味深い
昨今です。

西洋医学一辺倒では、医師は技術屋さんになってしまいますね。

それでも欧米においても、最近は少しずつ心と体の関係の研究がされているようです。